免疫システムを活性化するためには、体温を上げなければなりません。整体や入浴など以外には食事も有効な手段として考えられますが、特に冬に何を食べれば良いのか迷う方もいらっしゃるでしょう。しかし心配する必要はありません。旬の食べ物を選択すれば、その季節に合った食事を実現することが出来ます。つまり冬の野菜は身体を温めてくれますし、夏の野菜は適度に冷やしてくれます。旬の食べ物は人間の健康に一役買っているのです。
ところが農業技術が進歩したことで、最近は「旬の野菜」という概念が薄れてきています。夏の野菜を冬に、冬の野菜を夏に生産できるようになったため、消費者としては便利なのですが、寒い季節に夏野菜を食べてしまうと、身体を冷やしてしまう恐れがあります。必要以上に体温が下がれば、免疫システムは抑制され、健康に悪影響が生じます。ですから夏野菜は暑い季節に食べるようにしましょう。但し夏であってもエアコンを使って室温を下げている時は、同じく夏野菜を避けた方が良いでしょう。エアコンで冷えた身体は温かい食べ物で労わってあげることが大切です。
旬の食べ物で免疫システムを活性化すると共に、インナーマッスルを鍛えるのも健康を増進します。筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルとがありますが、我々が普段意識するのはアウターマッスルで、身体の外側に付いています。インナーマッスルは内部に位置する筋肉なので、意識にのぼりにくいとされます。どちらも大切な役割を持っており、アウターマッスルは瞬発力を生み出し、インナーマッスルは持久力を供するのですが、インナーマッスルには鍛えると体温が上昇するという特徴があるため、より健康と関係していると言えます。”